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必ず知っておきたい!核実験の種類や影響について調べてみた

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本日の日本時間の正午過ぎに、北朝鮮が6回目の核実験を行なった。

先日は北朝鮮から発射されたミサイルが日本列島の上空を通過し、太平洋沖に着弾するなどかつてないほど北朝鮮情勢は緊迫した状況に陥っている。

 

これからも続くであろう北朝鮮の「核実験」だが、正直私は「核実験」の正しい知識を持っていない。

核実験はわれわれにどのような影響をもたらすのだろうか。

今回はそんな「核実験」が我々にもたらす影響や種類について調べて見た。

そもそも核実験とは?

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核実験(かくじっけん)とは、核爆弾の新たな開発や性能維持を確認したり維持技術を確立するために実験的に核爆弾を爆発させることを指す。

Wikipediaより引用)

核実験は、基本的に「核爆弾」の威力や性能を測るために行われるものである。

しかし一言に「核実験」といっても、行われる場所や高度によって大きな違いが存在する。

また、「核実験」は1945年から世界各国で2000回以上実施されており、その事実だけを見ると今回の北朝鮮の実験は、必ずしも特例とは言えないのだ。

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以下で詳しく核実験の種類や特徴について解説していきたい。

核実験の種類や方法・特徴は?

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核実験の種類は大きく分けて4種類存在する。

  • 大気圏内核実験
  • 地下核実験
  • 大気圏外核実験
  • 水中核実験

いずれも、核実験を行う場所や高度によって種類が異なっている。

ちなみに、北朝鮮が本日行なったのは地下核実験と思われる。

大気圏内核実験とは?

大気圏内の核実験とは、文字通り大気圏内、つまり地上や海上また上空で行われる核実験の事である。

大気圏内で行われるために、放射性物質が大量に大気圏内に放出される。

第二次世界大戦中の1945年にアメリカで行われた核実験(トリニティ実験)は大気圏内で行われ、50年以上経過した今でも通常環境の約10倍以上の残存放射線が検出されている。

地下核実験とは?

地下核実験とは、地中深くで行われる核実験のかとを指す。大気圏内核実験に比べると、大気中に放出される放射性物質の量は少ないと言われているが、実験の爆発によって地面に穴が開いてしまった場合は、そこから大量の放射性物質が放出される。

地下核実験の方法は部分的核実験禁止条約や地下核実験制限条約によって厳しく規制されている。

大気圏外核実験とは?

大気圏外核実験とは、ロケットにより核弾頭を大気圏外まで運び、そこで核実験を行うというものです。

これは、衛星を破壊する原因になったり、宇宙ゴミ(スペーサデブリ)を発生させるため、部分的核実験禁止条約によって規制されている。

水中核実験とは?

水中核実験とは、水面下で行われる核実験の事を指す。この実験は、大量の放射性物質を海上にばら撒き、近くを航行する船舶に非常に大きな影響をもたらす。

実際に、1946年にアメリカが行なったマーシャル諸島での水中核実験では、近くを航行していた日本のマグロ漁船第五福竜丸の船員が被爆し、多大な被害を被った事件もある。

我々への影響は?

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今回北朝鮮が行なった核実験は「地下核実験」と推測されている。

北朝鮮が行なった地下核実験の詳しい方法は分からないが、地上に穴が開く等の失敗がなければ日本列島への放射性物質の飛散影響は無いと考えられる。

ただし、詳しい状況が分かるまでは政府や関係機関によら放射性物質量のモニタリングを続ける必要性がある。

今回の北朝鮮の核実験で、特別外出を控える等の措置は必要ないが、今後「地下核実験」に限らず「大気圏内」や「水中」での核実験を北朝鮮が行わないとは限らない。

当ブログに限らず、様々な情報源から「核実験」に対する正しい知識を客観的に身につけることが大事になってくるのではないだろうか。